アールグレイはいかが?

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<<   作成日時 : 2017/12/11 18:06   >>

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画像身の回りの小間物を処分し始めているが、遅々として進まない。

ブログを始めてからは自然消滅的に、書かなくなった日記。

家計簿の数字の端にメモ程度に書くくらい。

17年前の、たまたま開いたページに、創作教室の、亡きK先生からの言葉が書かれていた。

嬉しい言葉だった・・・

「貴女の持っているまっすぐ前をみる姿勢は、いつか文を書く上で、強力な支えになっていくものだと思います。やはり筋の良い人間を書くのが、創作の基本なのですから」。

短歌にも通じると思う。


K先生の言葉で忘れられない言葉がもう一つ。


「佳い作品というのは、血管注射のような太い注射を打ってすぐに効いてくるようなのではなく、細い注射を打って、2,3日たって毛細血管からじわじわ効いてくるような作品です」

K先生は、藤沢周平とか成瀬巳喜男が好きだと言われた。

私は鈍いから、1度読んで心に届かないものは、記憶に残らないか、薄れやすい。

毛細血管からじわじわ効いてくるような作品て、どんなのがあっただろう?

映画の『八月の鯨』や『日の名残り』林京子の短編『空罐』かな・・・

明石家さんまさんが言うように、「生きているだけで丸儲け」の境地にはなれない・・・

先生の言葉を実感するまでにはもう少しかかるかも・・・



高1の部活の合宿の、8月1日から書き始めた日記。

ずいぶんたくさん書いてきた。

長いときを経てみると、セルフケアをしてきたような気がしている。

書くときには考えるので、話すときとは違い、言いっ放しでは終わらない。それが良かったのかも?



今年最期の例会

 平地という意味を秘めたるポーランド、リラにアカシアじゃが芋料理

どこまでも平地が続き、北海道に似ていた。5月だったので、ライラックやアカシアが咲いていた。じゃが芋は輸出していると聞いたような・・・


 秋霖に朽ちし落ち葉に胸底のヴェルレーヌ不意に囁きはじむ

高校生の頃、兄の本棚から持ち出して読んだのかな? 


去年息子さんを亡くした先輩が、「暗い歌でごめんね」と詠んだ歌。

 子の嘗めし辛酸思へばかりそめに産むといふことも罪かも知れず

 大罪を犯したるやと立ち竦む 産みて育てて世に出せしこと


農家をしていた両親は、公務員をすすめたらしいが、東京の大学へ行き放送作家になった息子さん。

能力を発揮し、病気で亡くなった。確か50代くらい。
 
産まなければ息子さんは親よりも先に亡くなることもなかった・・・と涙をぬぐっていた。

この先輩は才気煥発な方だ。放送作家だった息子さんは、母親似だっただろう。

 
ヴェルレーヌ   巷に雨の降るごとく

<堀口大學訳>

巷に雨の降るごとく
われの心に涙ふる。
かくも心ににじみ入る
この悲しみは何やらん?

やるせなき心のために
おお、雨の歌よ!
やさしき雨の響きは
地上にも屋上にも!
 
消えも入りなん心の奥に
ゆえなきに雨は涙す。
何事ぞ! 裏切りもなきにあらずや?
この喪そのゆえの知られず。
 
ゆえしれぬかなしみぞ
げにこよなくも堪えがたし。
恋もなく恨みもなきに
わが心かくもかなし。 
 
 
<金子光晴訳>

「言葉無き恋歌」
 
巷に雨の降るごとく
わが心にも涙ふる。
かくも心ににじみ入る
このかなしみは何やらん?
 
やるせなき心のために
おお、雨の歌よ!
やさしき雨の響きは
地上にも屋上にも!
 
消えも入りなん心の奥に
ゆえなきに雨に涙す。
何事ぞ!
裏切りもなきにあらずや?
この喪そのゆえの知られず。
 
ゆえしれぬかなしみぞ
げにこよなくも堪えがたし。
恋もなく恨みもなきに
わが心かくもかなし。
 
 
<鈴木信太郎 訳>

「都に雨の降るごとく」 都には蕭(しめ)やかに雨が降る。
   
都に雨の降るごとく
わが心にも涙ふる。
心の底ににじみいる
この佗びしさは何ならむ。
 
大地に屋根に降りしきる
雨のひびきのしめやかさ。
うらさびわたる心には
おお 雨の音 雨の歌。
 
かなしみうれふるこの心
いはれもなくて涙ふる
うらみの思(おもひ)あらばこそ。
ゆゑだもあらぬこのなげき。
 
恋も憎(にくみ)もあらずして
いかなるゆゑにわが心
かくも悩むか知らぬこそ
悩のうちのなやみなれ。
 
 


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断捨離
私もボチボチ始めていますが、はかどりません・・。
日記
10年日記を2回書いて、来年はどうしようかと、少し考えましたが、ダメ元で3冊目を買いました。ずっと前のは一度目を通し焼却処分しようと思っています。
短歌
老人大学の講座を申し込みましたが、弟のことがあり最初から頓挫しました。歌を、いくつか頭に描いてみましたが、やはり私には難しそうです。
ヴェルレーヌ
教科書にも載っていましたね。
男声合唱曲の「名曲中の名曲・・月光とピエロ」は堀口大学の詩です、ユーチューブで一度、聴いてみてください。
人生ゆっくり
2017/12/14 14:25
断捨離・・・買うときよりも捨てる方がこんなにも大変だったとは・・・。「今でしょ!」の林先生は、「考える事なしに書くことはありえない」と言っていました。日記は、脳ートレにもいいと思います。
「月光のピエロ」男声合唱を聴くのは、かなり、珍しいことです。女性の高めの合唱に比べると落ち着いていて、心に染みると思いました。(曲のせい?)
声を出すのは、心身ともにリフレッシュできていいなと思いました。短歌もそこそこに悩むように、歌うことも同じでしょうね
アールグレイ
2017/12/15 14:39
阿久悠の死後10年とかで、いろいろなテレビ番組が作られています。
この人の歌詞は素晴らしいと改めて思っています。特に変幻自在で「多彩」なところがステキです。
なかなか凡人のブログでは、そうはいきませんね。
人生ゆっくり
2017/12/17 15:29
まったく同感です!
変幻自在なところは、文化人を超えているように思います。
ただ・・・トシのせいにはしたくありませんが、若い人たちの言葉が飛んでいるような短歌が、私にはさっぱりわかりません。
アールグレイ
2017/12/18 06:07

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