恋愛の奥に・・・映画 『フランス組曲』

画像4日、友達とシアター・キノで。

久し振りの恋愛映画は格調高い、余韻の残る映画でした。

戦争中なのに、音楽を背景にして惹かれあってゆく・・・・

実話をもとにした映画。

2003年公開の『戦場のピアニスト』も、ウワディスク・シュピルマンの体験の物語りだった。

ナチスに追われるポーランド人のシュピルマンが、ドイツ人将校に見つかる。ピアニストだというシュピルマンに弾かせてみると、すばらしさに感動した将校は、食料を与え、見逃す。間もなく終戦になりシュピルマンは助かる。



『フランス組曲』も、文化度の高いヨーロッパでのできごとだと思った。

パンフレットより

原作者イレーネ・ロフスキーが小説家として活躍中に、第二次世界大戦が勃発。彼女はユダヤ人だったため1942年にアウシュビッツに送られ、1ヶ月後に亡くなった。続いて夫も捕らえられ、同じ運命を辿る。

残された娘2人は逃亡の間も母親のトランクを大切に保管していたが、そこに入っているノートを母の日記だと思い込み、辛い思い出に向き合うことを恐れ、読まないまま長い年月を過した。

それが小説だと気がついたときには、作者の死後60年以上がたっていた。

小さな手書きの文字で綴られた「フランス組曲」は、2004年に出版されるや大反響を巻き起こし、4大フランス文学賞のひとつ、ルノードー賞を受賞。全世界で350万部を超える大ベストセラーになる。

原作者がリアルタイムで生きた1940年、ドイツ占領下のフランスで戦争に翻弄される普通の人々の生き方を敵、味方の関係なく驚嘆すべき冷静な視線で描いた小説。

作者の誇り高い信念を引き継ぎ、70年の時を経て、ソウル・ディブ監督(ある公爵夫人の生涯)が映画化。




あらすじ・・・

ナチス占領下のフランス。

1940年、フランス中部の田舎町の資産家に嫁いだリュシル(ミシェル・ウィリアムズ)は気難しい姑(クリスティン・スコット・トーマス)と戦地の夫の帰りを待っていた。

ドイツ軍の進駐で、屋敷はブルーノ中尉(マティアス・スーナールツ)の宿になる。作曲家の中尉はリュシルのピアノで曲を練っている。

その繊細なメロディーと横柄ではない人柄にリュシルは惹かれ、中尉もまたリュシルに惹かれる。

ドイツ兵によって室内の時計をドイツ時間に変えられ、ドイツ通貨を強いられる。

ブルーノ中尉のもとには、フランス人同士の隣人を密告する夥しい量の手紙が届く。その中にはリュシルの夫の不貞もあった。

リュシルは村のユダヤ人の小作農?をかくまうために、夫の服を渡す。それは、息子の服を着た男を見た姑の心をとかす。

ブルーノ中尉は最期までリュシルを助けてゆく・・・・

・・・


親の勧めで結婚した受け身なリュシルが、ブルーノ中尉と出会い、社会へ目を向けてゆく。

リュシルとブルーノ中尉の心が通じ合う純愛もきれいだが、その後のリュシルの前向きさがすてき!

記憶に残る映画になりそう。


友達はアイオワ州が舞台の「マディソン郡の橋」は、あまり・・・という。

私には中年だったフランチェスカの思いが、映画より先に読んだ小説でわかったから、切なく思い出される。



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  • 映画『フランス組曲』を観ました。

    Excerpt: いまにも名残り雪が降りだしそうな空模様の土曜日だった。こんな日は、1年前の手術跡がチクチクと痛む。それでもこの映画を観たくて、近くのバス停でバスを待った。 この日、横浜・伊勢佐木町のフィ.. Weblog: みなと横浜みなみ区3丁目 racked: 2016-03-16 02:00