映画 『芳華』

DVD。佳作。

やっぱり映画館で観たかった。もう1度みたいほどに良かった。涙がにじんだ。

音楽が切ない。
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1970年代の中国。

文化大革命や毛沢東の死、1979年の中越戦争(ベトナムと戦争をしていたのは知らなかった) という激動の中国。

日本でも戦時中には慰問団というのがあったそうだが、中国の軍にも歌や踊りを披露し兵士たちを慰めたり鼓舞させるために、文工団というものがあった。


17歳のシャオピンが、ダンスの才能で入団を認められる。

家を出たきり再会できない父親に、軍服を着た写真を送ろうと他の人のを無断で持ち出し、やがてばれる・・・

日本でいう空気を読めないシャオピンは、周囲となじめなかった。

その彼女を唯一支えてくれるのは、模範兵のリウ・フォン(ホアン・シュエン)。

シャオピンは匂うからと敬遠され、ダンスの相手をしてもらえない。そんなとき相手をするのはリウ。

リウは仲間が結婚するときには、器用に椅子を造り送る。

上司から大学へ進まないかと推薦を受けるが、他の人にゆずる。

ミスター模範生のようなリウだった。

今の時代なら若い人たちの噂話くらいですむことを、模範兵のリウがある女性に想いを打ち明けたことから・・・歯車が狂ってゆく。

リウは前線へ、シャオピンは野戦病院へ・・・

過酷な体験から心を壊してしまうシャオピン。ダンスをやめることになったが、舞台で踊る仲間たちのダンスを見ながらふらふらと外に出て行き、1人で踊り始める・・・

やがて回復したシャオピンは、リウに若いときの思いを打ち明け、男女というよりは尊敬する誠実な人間として仲が続いてゆく。

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涙が滲んだ・・・

中国の人権問題は受け入れられないけれど、中国のエンタメドラマや三国志に夢中になった。三国志はまだ途中までしか観ていないけれど、会話の深みが好きだ。

チャイナアワーや今日もあった移住のドキュメント(再)、昔のシルクロード、など、充実していた。

今年はあまり映画を観ていないけれど、1番感動した。

歴史は日本のも世界のも苦手だけれど、中越戦争は全く知らなかった。

高度成長期に入った90年代。大人になった彼らの今に哀しみがにじんでいた。

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