映画 『八月の鯨』

画像The Whales of August

もう一度みられるなんて・・・

シアターキノでパンフレットをみた時、まさか!と目を疑った。

岩波ホールの支配人をされていた高野悦子さんの追悼映画だとか・・・シアターキノ21周年記念作品。

うれしい!!(*^_^*)

2007年の6月のブログより・・・

これは、私の「8月の鯨」とさえ申したら・・・故淀川長治さん

 岩波ホールで這入って這入って這入れ切れなくて毎日早朝からフタを開けてすごい記録的ロングランで打ち切ったところ、まだまだ見たい人の希望があふれまたまた映画開始という話題の映画。

 それも道理、近頃これほど美しい映画なく、あたかも新橋演舞場の名女優顔合わせの一幕劇にも似て、鏡の前で髪をすかせる老女、その髪をすく老女、この二人の姉妹の、小説なら美文調、舞台劇ならまさに名演名演出を持って、私たちをうっとり酔わす・・・この名作、監督がまた私の好きな、むしろ尊敬のリンゼイ・アンダーソン。「孤独の報酬」に泣き、「if もしも・・・」にイギリスを学びその演出タッチの感覚に驚いた。その彼がリリアン・ギッシュとベティ・デイビィスで「8月の鯨」この二人のまさに”映画の歴史”の共演。(ビデオのカバーより)

今回のパンフレットより拝借↓

『八月の鯨』は、世界の映画史にその名を残す5人の俳優によって、初めて完成することが出来た。当時リリアン・ギッシュ91歳、ベティ・デイヴィス79歳、ヴィンセント・ブライス76歳、アン・サザーン78歳、ハリー・ケリー・ジュニア66歳。俳優として人間として、人生の年輪を重ねてきたハリウッドの名優たち。

1988年11月に公開、合計31週間、岩波ホールで上映し、連日満員を重ねて、社会的にも大きな反響があった。そのニュースはリリアン・ギッシュ、リンゼイ・アンダーソン監督の耳にも入り、劇場には両者からの感謝の言葉が寄せられた。

リリアン・ギッシュ(1896ー1993)は、無声映画時代最高の女優として、映画の父といわれるD・W・グリフィス監督の「イントレランス」(16)「散り行く花」(19)「嵐の孤児」(22)など数々の名作に主演、世界中のファンを魅了した。亡くなるまで銀幕の聖女といわれ続けた大スターだった。

ベティ・デイヴィス(1908ー1989)はハリウッドの黄金時代を築いた大女優。「黒蘭の女」(38)で2度目のアカデミー主演女優賞受賞。ほかに「イヴのすべて」(50)「何がジェーンに起こったか?」(62)など多数の作品で個性的な役柄を演じた。『八月の鯨』は100本目の主演作だった。

この対照的な性格の二大女優の共演は、本作のリビーとセーラという役がなければ実現しなかっただろう。目の不自由な姉リビーをデイヴィスが、こまめに働く妹セーラをギッシュが演じているのも配役の妙といえる。

また、老姉妹の旧友ティシャ役に、往年のミュージカルスター、アン・サザーン(1909-2001)。ロシア系の紳士マラノフ役にはホラー映画の代表的男優ヴィンセント・ブライス(1911-1933)。出入りの修理工ヨシュア役に、ジョン・フォード一家のハリー・ケリー・ジュニア(1921-)。彼らの卓越した演技は、本作に味わい深い雰囲気を醸しだし、静かな感動を呼ぶ。『八月の鯨』は、この偉大なる俳優たちへのオマージュでもあり、映画を愛するすべての人々に捧げられたこの上なく豪華な贈り物である。

監督のリンゼイ・アンダーソン(1923-1994)は、イギリスの代表的監督。60年代の社会状況から生まれた”怒れる若者たち”の心情を描いた「孤独の報酬」(62)でカンヌ映画祭国際批評家賞、「ifもしも・・・」(68)で同映画祭グランプリを受賞している。『八月の鯨』は彼が初めてアメリカで製作した作品だが、87年のカンヌ映画祭で上映され多くの賞賛を浴び、リリアン・ギッシュに、長年にわたる女優生活に対して映画祭特別賞が贈られた。


画像「物語」
リビーとセーラの老姉妹は、毎年夏になるとメイン州の小さな島にあるセーラの別荘にやってくる。かつてそこの入り江には8月になると鯨がやってきて、彼女たちはよく鯨を見に駈けていったものだった。姉のリビーは、第一次世界大戦でセーラの若い夫が亡くなった時、彼女の面倒をみた。しかし今はセーラが、目が不自由になリビーの世話をしている。そんななか、リビーは他人に頼らざるをえない自分に苛立つことが多くなった。セーラは姉の世話を続けてゆく自信を失ってゆくが、幼友達のティシャ、修理工のヨシュア、そしてロシアの亡命貴族というマラノフ師との交流にささやかな想いを見いだしている。彼女たちは、もう一度、あの青春の思い出、八月の鯨をみることが出来るだろうか。


やっぱり佳かった!音楽もいい!(アラン・ブライス)

味わい深いといったらいいのか・・・

夏の別荘で暮らす老姉妹と、早とちりでお節介な友達、ロシアの元貴族という男性、出入りの大工さん、(家を査定に来た男性)との何ともないようなやり取りを描かれている。心情語り。

村上春樹の小説が世界中?で人気の意味が分からないけれど、「八月の鯨」が人気があるのはわかる。

でも、あの短い字幕の心情を受け止められるのは、女性向きという気がするけれど。気持ちを重視する若い人が増えた今の時代なら、もっと共感者が増えただろうか?

姉と私ならあんな風な会話になりそう(^^;)

出演者5人全員がお年寄りで、中心の老姉妹は、頑固でもあるが芯があるとも言いかえられる。

80代の姉リビーはロシアの元貴族という男性に、「家に出入りをしてその内居着いてしまう」というようなことを言ったが、目が不自由な姉のお世話をしている妹セーラは、そういうことは言わない言えない。でも時々は、素直でない姉にちくりとすることくらいは言う。

最期に老姉妹は、海や鯨を見るための窓の取付を頼む。

・・・・・・・  ・・・・・・・   ・・・・・・・

つい先日、堀文子さんの「モットーは、群れない。慣れない。頼らない」と教えていただいたばかり。
http://www.nikkei.com:80/article/DGXNASFK2601H_W2A121C1000000/?df=3

遠く遠く・・・・遠く足元には及ばないけれど、そういう気持ちで暮らしている。そのくらいの気持ちでいても、狎れ狎れしくなったり、依存してしまいそうで、私も依存される。

だから凛とした俳優さんたちの「八月の鯨」が好きなのだろうか?

マラノフ氏が釣ってきた魚をいただいた老姉妹は、マラノフさんを夕食に誘う。夕方、老姉妹はドレッシーな服に着替えて迎え、テーブルに着く。こんなシーンも好き。


画像友達と東急のお総菜売り場の、和食処みたいなところでランチ。735円。

友達は初孫のためにユニクロの赤ちゃん服を買う。

日本の娘さんやフランスの娘さんには来月と、急に二人も誕生する。

可愛いよ~と先輩顔で伝えた(*^_^*)



私は若い時、気が強く素直でないスカーレット・オハラが好きではなかった。(その延長上に片岡球子の絵も好きではなかった)彼女の存在に魅力を感じたのは40代の頃だった。友達は若い時からスカーレット・オハラを魅力的に思っていたそう。ラストの、明日のタラを夢見て生きると決めたスカーレットは力強く魅力的だった~『風と共に去りぬ』はそういう映画だもんね(*^_^*)


画像友達に「色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年」を貸したので、どんな感想か楽しみ(*^_^*)

ローソンの、季節と北海道限定の生寿司。398円。

イケル!

コンビニで生寿司を買えるなんて・・・



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