映画 『とうもろこしの島』
DVDで。こんなに会話の少ない映画を観たのははじめてかもしれない。
グルジアをジョージアと呼ぶようになったことは知っていたが、どの辺りにある国なのかはわからない。
予備知識がなかったので、観た後にこんな感想をもった。
川の中州の土地が少しずつ広がる。
老人はボートで材木を運び、粗末な小屋を建てた。
孫娘を連れて行き、魚を捕って食べさせ、仮の暮らしをしている。
銃の音が聞こえたり、モーターボートで川から警備をする兵士がいる。そのことから戦争があるらしいことがわかるが・・・
中州にとうもろこしの種を蒔き、収穫を待っているとき傷を負った兵士を見つけ介抱する。
その兵士にときめく孫娘。
兵士を追って軍人が来る。
やがて嵐がきて中州のトウモロコシ畑を流してしまう。
・・・・
う~ん・・・
隠喩のような映画で、よくわかったとはいえない。
でも、老人と孫娘の淡々とした貧しい暮らしを描いていて、ちょっと好きかも。
で、パンフレットより
監督 ギオルギ・オヴァシュヴィリ。
ジョージア(グルジア)と、ジョージアからの独立を主張するアブハジアは、1992年以降、激しい戦争状態にあった。両者の間にはエングリ川が悠々と流れている。この川は春の雪解けとともにコーカサス山脈から肥沃な土を運び、中州をつくる。
両岸で敵同士がにらみ合い、銃弾が飛び交う中、今年も、アブハズ人の老人は、昔からの風習とおり、中洲に小舟で渡り、小屋を建て、土を耕し、とうもろこしの種を蒔いて、苗を育てる。
今年は戦争で両親を亡くした孫娘も一緒だ。しかし戦争が激しくなる中、ある日、彼らはとうもろこし畑で傷を負った若いジョージア兵を発見する。
深い森と大河の悠々とした流れ、ときおり聞こえる銃声、とうもろこしを黙々と育てる老人と孫娘の成長・・・・
セリフを極力抑えて、大自然のめぐりと人間の営みを対比させ、戦争の意味を問う寓話的な傑作。
静かな映画が、印象に残りそうだ。
孫娘の服装がいつも透けていたのはなぜ?
アブハジア戦争
コーカサスの南にあるジョージア(グルジア)で、1991年のソ連邦解体をはさんで激化した戦争。
ジョージア内に自治共和国としてあったアブハジアは、ジョージア人と異なるアブハジア人が居住する地域。
人々は歴史、文化、宗教、言語など独自の民族アイデンティティをもつ。
1980年代後半、ジョージアの民族主義者が統合を主張したことに対して、アブハジアが反発。
分離独立の気運が高まり、1992年のアブハジア独立宣言後、大規模な軍事衝突が続き、多くの犠牲者や難民がでる。
1994年に停戦合意が成立したが、今日も緊張が続いている。
"映画 『とうもろこしの島』" へのコメントを書く