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zoom RSS 漫画 『君たちはどう生きるか』

<<   作成日時 : 2017/12/21 16:20   >>

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画像身の周りの整理を始め、今さら哲学をというのも気恥ずかしい。


哲学とは・・・

人生・世界、事物の根源のあり方・原理を、理性によって求めようとする学問。また、経験からつくりあげた人生観。


コペル君が悩む事例は漫画で描かれ、それに応える叔父さんの考えは活字で書かれている。

日々疑問を持つ少年コペル君と、叔父さんとの会話形式。



1937年、雑誌『世界』の初代編集長、吉野源三郎の原作。


全編を著わす前書きは、15歳のコペル君が友達を裏切ったことで、学校へも行けなくなるほど悩んでおり、打ち明けられた叔父さんが応える場面から始まる。



コペル君、

いま君は、大きな苦しみを感じている。なぜそれほど苦しまなければならないのか。

それはね、コペル君、

君が正しい道に向かおうとしているからなんだ。

「死んでしまいたい」と思うほど自分を責めるのは、君が正しい生き方を強く求めているからだ。

人間ってものの、あるべき姿を信じているからだ。

さあ、いまこそ答えを見つけよう。

ここには、君が決してゴマ化すことなく考えてきた、気づきと発見が記されている。

おじさんのノートを最後まで読んでくれれば、きっと君は、自分を取り戻せる。

あらたな一歩を踏み出すことができる。

僕たち人間は、自分で自分を決定する力をもっているのだから。




社会学者  古市憲杜寿

・・・

個人の尊重、知識や社会の進歩への信頼という近代主義の原理がはっきり書かれ、吉野が、戦後も通じて日本をどんな社会にしたかったのかがよくわかる。

「エリート予備軍」のコペル君が叔父さんから学ぶ原作のスタイルは説教くさい感じを受けるが、漫画はそうでもない。

最近「近代主義」や「リベラル」の評判が良くないですが、実は中身よりも語り口の問題なのかもしれません。 


文芸評論家  斉藤美奈子さん

  貧困・偏狭 今に通じる・・・

中学生同士の友情を描くシンプルな筋書きですが、話題は多岐にわたります。コペル君と叔父さんはニュートンの万有引力からナポレオンの歴史物語、そしてガンダーラの仏像のことまで語り合う。

貧困にあえぐ同級生の実話や、偏狭な愛国心を振りかざす先輩の暴力に、「ヘタレ」な男の子が向き合っていく、人生論の本というより、社会の仕組みを教えてくれるテキストです。

もし「総中流意識」が当然だった1980年代に漫画化されていたら、今ほど反響が無かったのでは。貧困は遠い世界に感じられたように思います。

ということは、コペル君が生きた30年代と現代の空気に通じるものがあるのかもしれない。

見落とされがちですが、コペル君は、先の大戦での学徒出陣で命を落としていく世代なのです。






「誤りは真理に対して、ちょうど睡眠が目覚めに対すると、同じ関係にある。人が誤りから覚めて、よみがえったように再び真理に向かうのを、私はみたことがある」

これは、ゲーテの言葉だ。

僕たちは、自分で自分を決定する力をもっている。

だから誤りを犯すこともある。

しかし・・・

僕たちは、自分で自分を決定する力を持っている。

だから、誤りから立ち直ることもできるのだ。




やっぱり難しかったな。

私にとっての言葉は”パワースポット”だと思っている。

ただ・・・言うは易し行うは難しである。

言葉が好きだ。

幼い頃ラジオから流れる、「暗いと不平を言う前に進んで明かりをつけよ」なんて、ず〜っと気になっていて、大人になって前向きにと悟ったしだいだ。

映画『追憶』で、ケイティ(バーブラ・ストライサンド)が「怖いのは共産党やソ連ではなく、世界中の傍観者たちよ」と言った言葉が忘れられない。

若い人のドラマで、坂口憲二が確か松たか子に向かい、「自分の中身が空っぽだから人のことばっかり気になるんだよ」と言ったセリフに感動した。

友人たちと集まるといつの間にか話題は愚痴ばっかりに傾き、しんどくなるから・・・老いると楽しい話題は少なくなるけれど、目を皿のようにして探すと、感動することがある。






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