無言とう濃密ありて・・・

無言とう濃密ありて友と読みしジード・スタンダール純喫茶にて

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20人も座れないような喫茶店で、青春の数年間を過ごした。

マスターは2人いて、兄弟デュオの「狩人」みたいだった。


20代のはじめ、職場の友達と、帰りはいつも一緒に過ごしていた。

毎日のように一緒だった。

話すこともなくなり、友達はコーヒーを私は紅茶をすすりながら、本を読んで過ごした。


コーヒーと紅茶、オレンジジュースくらいの飲み物と、トースト。

ほかに何があったのか、思い出せない。

「純喫茶」という響きがなつかしい。

この友達とは年賀状のやり取りくらいになったが、前向きの大切さを身をもって教えてくれた人だ。本よりも何よりも、深く届いた。

  写真の花は「サンユウカ」

  今年も去年のように、今のところは雪が少なくて助かる。





林多美子選

厳寒を大き胎(はら)もて野良猫は塀ぎわに佇つ母の貌して             栗原暸子

皮剝かれ陽にあて粉(こ)をふき甘み増す市田柿高値にあらずと買へり    近藤陽子

裸木にはたまた竿に雨しづくやがて氷の玉と輝く                      宮本わこ

ぼろぼろの漢字字典を広げたら微かに遺る妻の指跡                   原田つとむ

鶴岡の駄菓子が増毛のコンビニに売られてありぬ吾を待つように            生田文子




今日は例会だったけれど、先生から「雪のために中止にしましょう」と連絡があった。

会員がまた1人辞められた。病気のため。

先生への謝礼と会場費を捻出できそうにない。





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